Next stage 立ち上げまでの経緯

Next stage 立ち上げまでの経緯

私達、遠藤・岩渕も塾業界で働き始めてそれぞれ9年と6年が経過しました。今となっても塾講師で働くことの責任の重さや、もっともっと自分達自身が成長しなければという思いは変わらず持ち続けています。時代の流れとともに、塾業界自体も大きく変化してます。私達の学生時代は塾とはどちらかというと学校の補習塾といった意味合いが強く、夏期講習や冬期講習に通う生徒はたくさんいましたが、入塾して毎週通う人は少なかったと思います。しかし、私達が塾講師として働き始めた頃には、通塾する生徒の割合も大きく増えていました。その時には集団指導か個別指導のどちらかを選ぶ形が主流でしたが、その後まもなく高等部を中心に映像授業が大きな影響力を持つようになりました。

さらに、今後は塾業界自体もAI時代への対応が必要不可欠になってくると考えています。こういった変化はデジタル技術の革新が進んだだけではなく、2008年から行われた学習指導要領の改訂、いわゆる「脱ゆとり」教育への転換によって学習量が増加したことも大きな影響があると考えています。その対応策として、塾業界自体もデジタル化への移行の必要性が増していきました。その結果、塾業界自体の売り上げもこの10年間で約700億円増加しましたが、今後は少子化の影響で、塾業界自体は縮小傾向に転じるといわれています。こうした需要の先細りを見越して、幼児教育や学童保育、社会人の学びなおし教育(リカレント教育)、在日外国人向け教育、介護サービス事業への参入など、年齢層の拡大や事業の多角化に向けた投資が活発になると予想されます。一方、生徒数確保のため、中小・中堅規模の学習塾の業務提携や合併・統合といった業界再編も進行するとみられています。

講師

私、遠藤は前社では宮城県で3年間教室勤務を行い、山形県に異動で教室責任者を行いました。山形県に来て、一番衝撃を受けたこととして、受験生以外の塾に通う生徒の数が宮城県に比べて圧倒的に少なかったということです。教室業務を行っていくうちに理由がわかりました。宮城県では中学1年生から中学3年生まで評定を扱うのに対して、山形県はほとんどが中学3年生の評定で高校入試の内申点が決まってしまったということです。(中学1・2年生は加味程度)。高校受験の倍率も他県に比べれば圧倒的に低いため、中学3年生から塾に通うことでなんとなく高校に合格できてしまう状況でした。ふと思いました…。その先、高校を入学した後、この子たちはどう他県の生徒たちと争っていくのだろう。また、何を頑張るために高校に行くのだろう。授業以外のことも色々教えていくことで将来性が広がるのではないか。勉強を行うことではなく、何事にも手順があり、計画を立てて行わなければうまくいかない。そのために、定期テストがある。大学入試、専門学校、やりたい職業、就職活動全てにおいて頑張らなければならない努力しなければならない期間が存在します。その基盤となる中学生の間に自分自身で基礎作りを出来るようになる生徒を一人でも多く輩出したい。そう思い続けて前社を辞め、Next stageを創業しました。

また、気になった点はもう一つあります。中3集団指導塾の年間平均単価(1年間フルで通塾した場合)は約40万円~60万円ほどでしたが当然、料金に見合っただけのサービスが提供されているのであれば何も問題ありませんが、正直提供されているサービスは10年前からほとんど変わっていません。例えば中3生だけをみてもTOP高を目指すための選抜クラス制度、勉強合宿、土日に行われる受験対策講座など、私が聞いた10年前に働いていた学習塾でも行われていました。むしろ、10年前よりもクオリティーは下がっているかもしれません。なぜなら、教室数が大幅に増えたことで生徒を指導する講師の確保が非常に難しくなったからです。市場全体の生徒数増加に講師の供給が追い付いていないのです。当然、それに補うために先に述べたようにデジタルを活用していますが、そのデジタルサービスを提供するのもやはり塾で働く講師です。そのため、講師が生徒一人ひとりに時間をかけて指導するのが難しくなっているのです。その証拠に、山形市だけではなく色々な地域の塾では日をまたぐ時間になっても教室の電気はついています。つまり、業務が時間内に終わりきらずに多くの塾講師が残業をせざるを得ない状況に陥っているのです。塾によっては、残業代を払わずにサービス残業を強いている会社もあるかもしれません。そういった、一部の塾によるブラックのイメージも新たな人材の確保の妨げになっていると考えています。

「人」を育てるのは結局「人」です。接客業ではその「人」が商品であり、その商品の質を向上させていくことが顧客の満足度につながり、目的達成の手助けになっていくと考えています。そのため、お客様は当然ですが、一緒に働くスタッフのことも大切にできる学習塾を作りたいと考えるようになりました。確かに、それは考えが甘いや理想だけでは経営ができないと反論する方もいるかもしれません。しかし我々塾講師は、生徒に対して将来の夢や希望をもつ大切さを日々伝えています。つまり、それを伝える我々自身が、現在自分が行っている仕事に誇りを持ち、常に前向きな気持ちで生徒と向き合える環境を作っていきたいと考えています。

講師

最後になりますが、私達自身も今回起業したことで、新たな目標ができました。それは、「山形市で一番の塾になる」ということです。何の一番を目指すかは色々な指標がありますが、私が目指す一番は顧客・スタッフ満足度です。私自身、合格実績や生徒数で地域一番になるというミッションはたくさん経験してきました。ただ、具体的な数字が目標になると、それを達成した時に次の目標を見失いがちでした。そのため、目に見えない顧客・スタッフ満足度の一番を目指すことで、常に良い緊張感と仕事のやりがいを感じながら塾講師として働いていきたいと考えています。地域の皆様方におかれましては、まだまだ至らないところが多々ありますが、どうか優しい目で我々【Next stage】の成長を見届けていただけますと幸いです。

ネクストステージロゴ

講師:岩渕 充輝

経歴

2015年

4月 株式会社 仙台進学プラザ入社
4月 中学受験部門 四谷中学部に所属

●2015年

3月 仙台二華中学校の県内1番の合格実績に貢献

●2015年

4月 山形本部校勤務 中学入試東桜学館対策を中心に活躍

●2016年

4月 神町教室 教室責任者に就任

●2017年

4月 さくらんぼ東根教室 小学部 東桜学館中入試対策

●2017-2020年

山形県内の東桜学館の合格実績1番に貢献

●2020年

2月 株式会社 仙台進学プラザ 退社

●2020年

5月 学習塾Next Stage 創業

趣味

〇 読書
文字を目にしていないと落ち着かない性分。常に何かしら文章を読んでいたい。 なんでも読むが、好きなジャンルは「ミステリー」。 特に綾辻行人の大ファン。野望は「このミステリーがすごい!」に受賞した作品をすべて読むこと

〇 筋トレとランニング

不摂生がたたり、少しずつ衰え、贅肉がついていくのが許せず、始めたジム通いが今では日課に。
ランニングについては欲が出て、高校時代の自分に勝ちたいという、無謀ともとれる目標ができた。
「5キロを20分で走りたい」
2021年10月現在5キロ22分…目標到達まであと少し。
以前、生徒から「先生はいったい何を目指しているのですか」と言われたが、ただ黙ることしかできなかった。

〇 料理

長いひとり暮らしの中で身についた技術。
どうせ食べるなら美味しいほうがいい、と合理性と凝り性が功を奏したのか、友人には「おふくろの味」と好評。
得意なジャンルは「和食」。得意な料理は「みそ汁」。
みそは自家製とまではいかずとも、オリジナルの合わせみそをつくって、理想のみそ汁を探求中。

講師:遠藤正和

経歴

●2011年

4月 株式会社 仙台進学プラザに入社
4月 四谷中学部(現一高・二高突破館)配属

●2015年

3月 仙台一高・仙台二高の合格者県内1位に貢献

●2015年

4月 山形県 江俣教室 教室責任者に就任

●2016年

3月 山形県東高校・南高校・西高校の合格者実績に貢献

●2016年

4月 第3事業部 グループ責任者に就任
江俣教室責任者 兼務

●2019年

4月 山形県西口新都心教室 教室責任者に就任
第3事業部 グループ責任者 兼務

●2020年

3月 株式会社 仙台進学プラザ 退社

●2020年

5月 学習塾Nextstage 創業

趣味

〇読書とyoutube

大学生までは、主に興味のある本だけを読んでいましたが、社会人になってからは色々なジャンルの本を読むようになりました。そのせいで、以前まで2.0の視力が今は0.2に…。知識と引き換えに視力を失う結果に…。また、最近はyoutubeにはまっています。子供みたいと思われるかもしれませんが、外国や日本の代表取締役などがスピーチしている動画を見て日々勉強しています。人を育てるのは人だなと本当に実感。

〇スポーツと音楽

中学校から高校までソフトテニス部に所属。ペアに恵まれ中学高校と上の大会まで出場。

ピアノをさりげなく幼稚園の年少から高校2先生まで継続。さりげなくの絶対音感保持者。中学3年生で弾いた大地讃頌は十八番!いまだに弾けます笑

気分転換がてら、今も電子ピアノでちょくちょく練習中。

〇家事全般

妻との約束事で、休みの日に関しては掃除・洗濯・炊事をこなしています。大学生の時に身に付けた料理に関しては今も本当に役立っています。男の生徒の諸君!ぜひ料理は出来るようになっておくといいです笑

掃除は一度始めたらとことんやりたくなってしまうタイプです。言われたところ以外も掃除しすぎてたまに怒られるのがしょっちゅうです。男の生徒の諸君!+αはやりすぎるのもよくないみたいです( ;∀;